現在のFAX番号をそのままにしてインターネットFAXに移行できるのか

インターネットFAXへの切り替えによる問題

既存のFAX機はコストがバカにならないし、外出先から確認することもできないので、インターネットFAXへ切り替えたいというニーズは根強くあるようです。

インターネットFAXは、インターネット環境さえあれば、どこにいてもFAXの送受信ができるので、大変便利です。

外出先でもスマホがあれば、簡単にFAXの確認ができるので、ビジネスマンにとっては必須アイテムになってきています。

特に中小・ベンチャー企業においては、既存のFAXからインターネットFAXへの乗り換えが活発になってきているようです。

しかし、そこで問題になるのが「既存のFAX番号」です。

多くの方はインターネットFAXへの移行に際し、FAX番号が変わってしまうことを懸念するでしょう。

特に法人の場合は深刻かもしれません。

すべての取引先に通知するのはかなり面倒ですし、ホームページの修正や名刺の刷り直しなど、副次的に発生する手間やコストも無視できません。

もちろん、個人も同様です。

過去にFAXの送受信をした人すべてに番号の変更を教えるのはかなりの作業量になりますし、漏れがないとは言い切れないリスクがあります。

やはり、インターネットFAXに移行するのであれば、既存のFAX番号をそのまま使いたいですよね。

そのためには、いくつかの方法があるので、それをご紹介していきます。

転送サービスを利用する

基本的に、インターネットFAXは契約したインターネットFAX業者から割り当られたFAX番号を使って送受信を行う仕組みになっていますので、多くの場合、移行前の番号を引き継げません(但し、例外があるので、それっは後述します)。

そこで活用したいのが「転送電話サービス」です。

これは、NTTなどの電話回線業者が提供しているサービスです。

この転送サービスを使うと、これまで使用していたFAX番号に送信されたFAXが、転送先に指定した新たなFAX番号へ自動転送してくれるので、大きな問題にはなりません。

この方法であれば、取引先にFAX番号の変更を通知する必要はありません。

相手はこれまで通りの番号にFAXを送るだけ。

転送サービスが勝手に送り先を新しいFAXへ切り替えてくれるので、なんの手間もなくて済むのです。

転送サービスのコスト

但し、転送電話サービスの利用料金が必要になります。

会社によって多少の違いはありますが、概ね月額500円程度のコストが発生すると思われます。

とはいえ、この500円を考慮しても、インターネットFAXへ切り替えた方が総額ではコスト削減になるはずです。

インターネットFAXにすれば、インク・トナー代はまったく不要になります。

その上、コピー用紙代も無くなります。

さらに、電話回線費用やメンテナンス費用も必要なくなるので、あっという間に500円の出費増を吸収できるでしょう。

Toonesを使う

転送サービスが面倒だという方におすすめなのは「Toones」です。

Toonesはナンバーポータビリティが実現できる唯一のインターネットFAXサービスです。

スマホの機種変更を思い出してください。

ドコモ、au、ソフトバンクなど、キャリアを変更しても電話番号を引き継げますよね。

実はFAX番号でも同じことが可能なんです。

しかし、このナンバーポータビリティに対応しているのはToonesの秒速FAXだけ。

eFaxをはじめとする、他のインターネットFAXはナンバーポータビリティに対応していません。

ナンバーポータビリティの条件とコスト

とはいえ、Toonesのナンバーポータビリティにも実施条件があります。

NTT社のアナログ回線かISN回線で取得したFAX番号のみが対象になります。

また、利用には工事が必要になりますので、利用開始までには2週間程度の時間が必要になります。

さらに初期費用として8,980円かかりますが、この料金は一時金なので月額費用はありません。

8,980円を支払ってしまえば、ランニングコストは不要になります。

ナンバーポータビリティの市外局番

また、市外局番の条件もあります。

現在のFAX番号の市外局番が以下のいずれかであれば、現在のFAX番号をそのままToonesに移行できますが、これ以外の市外局番の場合は、ナンバーポータビリティの対象外になります。

■03:東京
■043:千葉市内
■044:川崎市内
■045:横浜市内
■048:さいたま市内
■052:名古屋市内
■06:大阪市内

Toonesの特徴

Toonesが提供するインターネットFAXサービスには「秒速FAX送信」と「秒速FAX plus」の2つがあります。

さらに「秒速FAX plus」は「SOHO」「ベーシック」「ビジネス」と条件の違う3つのプランが用意されています。

使用量や頻度を考慮した上で、自分似合ったコースを選択できるので、法人にとってはとても便利です。

Toonesの特徴な機能のひとつは「一斉送信件数3000件」という大量送信のニーズに対応している点です。

これは、既存会員向けなどによく一斉送信を行う企業などにとっては使い勝手がいい機能だと思います。

支払いは、ポイントを購入するスタイルで、利用に合わせてポイントを消化していくシステムです。

やや面倒な支払い体系なので、慣れるまでは少しわかりづらいかもしれません。

ナンバーポータビリティ

前述の通り、秒速FAX plusの最大の魅力は「ナンバーポータビリティー」にあると言えます。

その主な使い方は2通りでしょう。

現在使用中の番号を秒速FAX plus提供のFAX番号に転送する

まずは秒速FAX plusアカウントを作り、ポイントを購入しインターネットFAXをお申込みします。

その後、専用のFAX番号を入手した上で、使用中のFAX番号の回線事業者に連絡し、新しいFAX番号への転送を依頼します。

これで、これまで使っていたFAX番号が秒速FAX plusインターネットFAX番号に転送され、問題なく利用できるようになります。

ナンバーポータビリティーを使って秒速FAX plusに番号を移動してその番号を使う

ナンバー移動後は、この回線でのFAXは利用できなくなり、秒速FAX plusインターネットFAXのみ利用可能となります。

また、もしナンバーポータビリティー後に紙のFAXに戻したい場合は、問題なく再移動できます。

1番号のナンバーポータビリティーに付き、初回工事代金として8,980ptの手数料が発生します。

【参考記事】インターネットFAXの比較